読書するのに夢中で更新がおざなりになるのはいけませんね。読んだのは3月ですが、順番にご紹介。本作品は加賀恭一郎シリーズの第二作目です。
バレエというこれまた男くさいところで育ってきた私には馴染みの薄いテーマですが、(実際はどうかわかりませんが)閉鎖的な環境だということが緻密に描かれています。「卒業」では学生だった加賀恭一郎もちゃんと刑事になり、バレエ団のメンバーが関係する奇妙な殺人事件を追っていきます。単純な殺人事件かと思いきや、複雑な人間模様が絡みあって事件が難解なものになる…というのは加賀恭一郎シリーズの特徴かもしれません。
私はまだバレエを実際に生で見たことはないですが、バレエ好き、あるいはバレエをやったことのある人が読んだらまた違った感想がありそうですね。