昨年末から東野圭吾を読み始めて本作で15冊目。小説が苦手だった自分が、よくこれだけ読むようになったもんだと少しだけ自画自賛。とはいえ、東野作品はまだたくさんあるのでしばらく楽しめそう。
記憶を一部失った雨村は、自分が死亡交通事故を起こしていたことを知らされる。怪しい記憶の中で関係者を辿って真相に向かうが、そこには様々な嘘が隠されていた。
本作は、東野作品には珍しく、ホラー的な要素が含まれている作品です。たしかに、ストーリー的には「隠された真実があって、それを解明する」という流れであることは確かですが、そこに絡む非科学的要素が私には新鮮でした。
短めの作品なので、合間時間にさくっと読むには適しているかと。